小学校における道徳授業について(クロ現感想)

横浜・山下公園にて撮影

2018/4/23放送 NHK クローズアップ現代+ “道徳”が正式な教科に 密着・先生は? 子どもは?の感想ツイートまとめ(番組を見ながら投稿:一部修正済み)

  1. 初任者とはいえ、ひどい授業だな。ありがち。子どもの意見の多様性を汲み上げようという「ふり」をしながら、教師の結論に強引に誘導する。
  2. なぜそうなるのか。それは、陳腐な結論しか用意していないから。母親の請求書が「0円」だという結論を予想させようとしてわざわざ(結末を隠した)コピーを配付したんだろうけど、そんな陳腐なことやってるからいけない。実際、母の愛は無償という結論なんて早々に子どもたち気づいてるじゃないか。あほらし。
  3. 両親共働きの男子児童が「家事に対しても対価がほしい」という母親の思いらしきものを書いたとき、なぜそこで話を広げられなかったのか。金銭的価値とは何なのか。もはやマルクスの世界だが笑、そういう部分まで教師が(事前にor日頃から)深く考えていないから、対応ができない。
  4. なんだ、このベテラン先生もコピーを配るのか。なんで原本を使わせない? もうこの時点で腐ってるんだよなあ。本に書かれたストーリーの結末を超えるのが、授業ってもんだろ。用意された結末なんて予定調和だから子どもでもすぐに分かっちゃうんだよ。あくびの出る授業だ。
  5. 道徳の授業が成功するかどうかは、教師が日々哲学的な二項対立を頭の中で闘わせているかどうかにかかっている。子どもの能力は教師の能力に限定される。
  6. 道徳というとすぐ「価値観の押し付け」というワードが出てくるが、おかしい。基本的に道徳は押し付けでよい。でもそれでは知的な授業にはなりにくい。大切なのは、Aという価値観とともに非Aという価値観が同時に世の中に存在するような題材を選ぶこと
  7. 「お母さんの請求書」なんてのはさらっと読ませて終わらせて後はこんな課題をやればよい。【友達の誕生日プレゼントにお金をあげたら、いやそうな顔をされた。お金をあげたのは悪いことか良いことか?】これは当塾でかつて行った討論部のテーマ。詳細は有料メルマガバックナンバー(No.16)にて公開中。
  8. >1 むろん、どうしても「押し付け」るべき道徳的価値も当然あるから、それはそれでさらっと話して終わりにすればよい。その上で、あの涙していた男子児童が触れた重要な点を広げていけばいい。それが、指導をちゃんとしながら多様性を汲むということ。
  9. >8 多様な意見を全て汲む必要などない。でもあの男子児童の意見は汲み上げる価値があった。くだらない意見を言う子もいれば、価値ある意見を言う子もいる。その違いを見抜くためには、日頃から教師が子どもの100倍くらい、ものを考えている必要がある。

(参考)やめりゃいいのに、道徳の教科化。

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