「考える授業」と「考える力を伸ばす授業」は異なる
- 2017/9/10
- 教育関連情報

神奈川県庁近くから撮影
世の中の「考える力を伸ばす授業」と呼ばれるもののほとんどは、考える力を伸ばさない。
それは単に「思考する授業」に過ぎない。
大切なのは、「思考技術を体系的に与え、それらを自覚的に使えるまで練習させる」こと。
ただ思考させればいいのではない。
スポーツでも芸術でも全く同じこと。
そういうところをわかっていないマスコミが、あたかも先進的な授業であるかのように、「考える力を伸ばす授業」などと銘打って画一的な「バラバラに好き勝手に考えさせるだけの多様性重視の授業」を優れたものとして囃し立てるから、教育界が進んでいかない。
マスコミの罪も大きい。
教師やマスコミに「考える力」がないから、「考える授業」と「考える力を伸ばす授業」との違いに気づけない。
切ない。